こんにちは、現役インフラエンジニア2年目、上流工程の詳細設計~構築フェーズを担当しているぴえです。
今回は、インフラエンジニアの上流工程には未経験から何年目でステップアップできるのかについて、実際に未経験から運用監視を経験して上流工程に2年目でステップアップできた私が解説します。
「インフラエンジニアの上流工程には何年かかる?」
「運用監視から上流工程に行きたい!」
「上流工程に行くにはどの資格が必要?」
こういった悩みを持っている人向けに、インフラエンジニアの上流工程に行くには未経験から何年かかるのかを現役インフラエンジニアの実体験をもとに解説していきます!
インフラエンジニア未経験から2年目で上流工程にステップアップできました
結論、インフラインフラエンジニア未経験から上流工程は1年あればステップアップできます!
理由は、実際に私が1年間運用監視などの下流工程をした後に上流工程に行けたから。
私自身初めての配属先は下流工程と言われる運用監視業務でした。

本当にしんどくて辞めたいと何度も思いましたが、「必ず上流工程に行ってやる!」と思い行動をしました。
インフラエンジニア2年目で上流工程である構築フェーズへステップアップしてみたリアルな感想は別の記事でお話ししているので気にある方はコチラをどうぞ。


では、実際に未経験から上流工程に行くために何をしたのかを解説します。
私が上流工程にステップアップするために実践した2つの行動
私が、運用監視、いわゆる下流工程から上流工程にステップアップするためにしたことは2つあります。
①3つの資格を取得した
②自分のやりたいこと(キャリアパス)を明確にして営業に伝えた
この2つをしっかりと行動に移せば上流工程にステップアップできると思います。
①3つの資格を取得した
運用監視から上流工程に行くためには資格が必要不可欠だと私は思います。
手っ取り早く自分の知識を証明できるので絶対に資格を取ることをおすすめします。
実際に私が運用監視業務をしている間に取得した資格はコチラです。
・CCNA
・LinuC 1
・LinuC 2



なぜこの3つの資格を取得したのか、また、資格を取得する順番などは別の記事で詳しく解説しているのでこちらをどうぞ。


②自分のやりたいこと(キャリアパス)を明確にして営業に伝えた
自分のやりたいこと、キャリアパスを明確にして営業に伝える。
正直、資格勉強よりも重要なことだと思います。
これができないといくら上流工程へのステップアップのために資格勉強をして資格を取得しても何も変わりません。
私が運用監視から上流工程の構築フェーズへ行くときにした具体的な行動はまず、自分の担当営業に電話で連絡です。
しかし、連絡がつかなかったのでメールで上流工程へ挑戦したい旨を伝えました。


実際に送ったメール文



意外かもしれませんが、こういったことは思っている以上に良くあります。
ここで絶対に頭に置いておいてほしいことが、営業さんはノルマがあり一概には言えませんが、ノルマを達成するば良いと考えている営業さんが多いということ。
特に沢山の社員を抱えている大きなSES会社(派遣)の営業さんの場合『エンジニアが配属先でどんな思いをしようと契約が取れればぶっちゃけどうでも良い』と思っていることが多いです。
私の担当営業さんもこのタイプでした。。。
私の場合の具体的な例


















というようなやり取りが実際にありました。
このような営業さんの場合、そのあといくら『上流工程へチャレンジしたい!』と伝えても再度配属先を探したりするのは面倒なので取り合ってくれません。
その場合は、更に上の立場の人に直接連絡することをおススメします。
私は、担当の営業の方へ電話でもメールでも連絡がつかない旨を本社の方へ連絡し、さらに上流工程へ挑戦したい旨を伝えました。
立場的にはこのような立ち位置の人に連絡をしました。
するとすぐに連絡が来て、このように言ってくれました。



どのようなキャリアパスを描きたいかなど詳しく話したいから1度オンラインミーティングをしましょう!
ここでどれだけの熱量で自分のやりたいこと語れるか、論理的にキャリアパスを伝えられるかで大きく変わってきます。
実際、未経験者から上流工程には最短で何年?どれくらいかかるものなのか?
未経験から上流工程へどれくらいかかるかについてはいろいろな意見がネットで多く見られますが、私の経験と先輩、協力会社の方などに聞き込みをしてみたので現役SEのリアルな経験をもとに解説します。
結論、未経験から上流工程に最短でどれくらいかかるかは人によって全然違う。
これには理由があり、IT業界での経験のない未経験からの転職の場合はほぼ100%で配属先を選べないので運よくいきなり構築フェーズへ配属され上流工程へチャレンジできる人もいれば、下流工程の運用監視へ配属され地道に頑張る人もいるからです。
確率でいうと大体は後者の運用監視からのスタートになると思います。



私はそれで最初の配属先が運用監視でした。
これは俗にいう配属先ガチャと呼ばれるものなので運次第になってしまうものです。
先輩のエンジニアは最初から上流工程(構築フェーズ)にチャレンジできた!!
私の直属の先輩は未経験から1日も下流工程を経験せずに上流工程である構築フェーズへチャレンジしています。



このように営業をやっていた人間でも未経験からいきなり上流工程へ挑戦することになる人もいます。
協力会社のエンジニアの方に聞いてみた!運用監視を4年やって上流工程へ。
次に最近入ってきた、協力会社のエンジニアの方に聞いてみました。
前の配属先を聞いてみると運用監視をしていたとのこと。



協力会社のエンジニアの方と話している中で、未経験の方や今現在は運用監視をしており上流工程へ行きたい人へのヒントとなるようなことをおっしゃっていたので共有します。
AWS(クラウド)の資格、LinuC 1/2(Linuxサーバ)の資格、CCNA、CCNPの資格を運用監視中に取得したけれどその後も2年ほどは運用監視からは抜け出せなかった。
正直、運用監視の後の配属先のために資格などにスキルを証明できるものを持っておくのも良いが、既に運用監視などの下流工程へ配属されている人にはCCNAとLinuC1を取得したら営業さんに『とにかく上流工程へ挑戦したい!運用監視はもう嫌だ』という気持ちを正直に話すことが大切だと思う。
このように言っていました。
次にお話ししますが、私自身の経験からもこの方と同じく最低限の資格を取得したら『上流工程へ挑戦したい!』という気持ちを正直に伝えることがとっても重要だと思います。
重要なのは営業に上流工程に挑戦したいという気持ちを正直に話すこと
既にインフラエンジニアであり、運用監視を長くやっているけど上流工程に行きたいと思っている人に伝えたいことがあります。
私の友達も運用監視をやっています。今もきっと10時間以上のシフトで勤務中です。
「上流工程へステップアップしたい!でも運用監視なんか長くやっているだけで何も知識とか身についていないから俺じゃ無理だと思う。」
その友達はいつもこんな風に言っています。
もしかしたら、インフラエンジニアに転職してから運用監視をずっと続けている人、本当は上流工程へステップアップしたいと思っている人の中に同じように思っている人はいるのではないでしょうか?
確実に上流工程にステップアップできると断言します。
まず、運用監視を1年でも2年でも3年でもやっているというだけで十分立派な経歴です。
そして、それをやったうえで上流工程へステップアップしたいという気持ちを持っていることは素晴らしいことだと思います。
後は、営業に上流工程に挑戦したいということを正直に話すだけです。
私個人の意見ですが、本気で上流工程に行きたいと話してもしっかりと向き合ってくれなかったり、営業がその話を聞いて動いてくれないのであれば転職をすべきだと思います。
インフラエンジニアなんて転職してなんぼだと思います。
まず、営業に話してみるだけでもこれからのインフラエンジニア人生が変わると思います。
最後に
今回は、インフラエンジニアの上流工程に行くには未経験から何年かかるのかを解説しました。
「運用監視業務がツラくて辞めたい」・「どうやって運用監視から上流工程に行くのか知りたい」そういった悩みを持っている人の参考になればうれしいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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